セイギの憲兵

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穴だらけの死者「お前達のせいだ。お前達のせいで俺は死ぬ羽目に遭った」 首に絞め痕がある死者「私悪い事なんてして無いのに、何で殺したの?」 首の無い子供の死者「何でお前だけ生きてるんだ、お前も死ねよ!」 口々に恨みを述べる死者 何故身に覚えの無い怒りを自分にぶつけるのか理解出来なかったが、1人だけ確実に知っている人物を東條は見つけた 東條「お前、俺をいじめてた………」 首の無い子供の死者(いじめっ子)「千秋、お前のせいで僕は首を斬り落とされた。お前の首も切ってやる」 首の無い死者の着ている服に身に覚えがあった 昔自分をいじめていた子供が最後に着ていた服だ そんな彼の手には鋭利な包丁が握られている 恐怖を覚えた千秋はやっと金縛りが解け、後ろに下がろうとしたが……… ドンッ! 背後に居る人物にぶつかった 千秋が振り向くと、そこには自分よりも体格の良い男が立っていた 首が無い事を除けば何処にでも居そうなごろつきだ 東條(クソッ、こんな奴!) 逃げられないと判断した東條は腰に差した日本刀で反撃しようとした が、腰に手を伸ばすといつの間にか刀が無くなっていた
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