結果

1/1
前へ
/17ページ
次へ

結果

そんなこんなで、あの2人は何とか赤点は免れたらしい。 僕は、クラスで2番だった。 1番は、僕と同じように一人でいることが多いメガネくん。でも、僕と違ってメガネくんは浮いてる感じはないし、皆ともそれなりに話せる。 「ねえねえ、矢野くんが2位?」 柏木くんが仲間を引き連れてこっちに来る。僕が嫌いなら来なきゃいいのにと思う。 「そうだよ。なに?」 「こっわ笑笑 へー、イケメンで勉強できて、さぞおモテになるでしょう笑笑」 うるせえなあ。 「今日バレンタインだもんね〜。まあ、矢野くんも貰えるだろうけど、俺もちょー可愛い彼女いるんで笑笑」 え、今日バレンタインだったんだ。てか糞ウザいんだけど。お前の彼女なんか毛ほども興味ねえよ。 「へー」 空返事をして席を立った。 「奏くうううん!!大変だあ!正門に奏くん待ちの女子が溢れてる!!」 優くんが教室のドアの前で慌てていた。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加