0人が本棚に入れています
本棚に追加
結果
そんなこんなで、あの2人は何とか赤点は免れたらしい。
僕は、クラスで2番だった。
1番は、僕と同じように一人でいることが多いメガネくん。でも、僕と違ってメガネくんは浮いてる感じはないし、皆ともそれなりに話せる。
「ねえねえ、矢野くんが2位?」
柏木くんが仲間を引き連れてこっちに来る。僕が嫌いなら来なきゃいいのにと思う。
「そうだよ。なに?」
「こっわ笑笑 へー、イケメンで勉強できて、さぞおモテになるでしょう笑笑」
うるせえなあ。
「今日バレンタインだもんね〜。まあ、矢野くんも貰えるだろうけど、俺もちょー可愛い彼女いるんで笑笑」
え、今日バレンタインだったんだ。てか糞ウザいんだけど。お前の彼女なんか毛ほども興味ねえよ。
「へー」
空返事をして席を立った。
「奏くうううん!!大変だあ!正門に奏くん待ちの女子が溢れてる!!」
優くんが教室のドアの前で慌てていた。
最初のコメントを投稿しよう!