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波乱の入学式前編
ルーナ国王宮は、ざわざわとざわめき立っていて、王太子の機嫌は、最悪であったのです。
エミール「王太子殿下に、第1王女エミールがご挨拶申し上げます。」
「……姉上、要件がないのなら声は掛けないでください。」
侍女1「あっ…!!誰か、止めてきなさいよ!王太子殿下がお怒りだわ。」
侍女や重臣達は、ノアの怒りを買いたくないためにご機嫌取りに必死なのでした。
壱琉「殿下!!準備が整いました!さぁ、学園に戻りますよ?」
「分かった!」
ヴァイオレット「お兄様!!学園に着いたら、必ず迎えに来て下さいよ?」
ノアは、妹のヴァイオレットのお願いに頷いたのでした。
「トレイ、ケイト、リドル、休暇以来だな?」
リドル「そうだね?王宮で何かあったのかい?」
「第1王女の姉上と又、言い合いをしてしまったんだ…」
三人は、ノアの深刻な悩みなどに相談に乗ったりしているのです。
クロウリー「ちょうど良いところに居ました!ヴァン・ルージュ君、君の寮で彼女を預かってもらえません?」
「学園長、僕の寮は、人間は一人も居ない上に、危険では?」
クロウリー「確かに…真祖、人狼、堕天使、ハイエルフでしたね?」
少女は、「私はかまいません!」と告げたが、「殺されたいの?」っと言うノアの発言に引き下がったのでした。
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