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そして、来たる日曜日。
鬼除川の近くの公園で待ち合わせしよう、ということになったので、僕はドキマギとしながらブランコに腰掛けて待っていた。
なんとなく俯いて揺れていると、こちらに足音が近づいてくる。
「おまたせ! 螢川くん」
「いや、全然待ってな、」
――可ん愛いいいっ!!!!
私服の合葉さん超至福!! ふんわりとした白スカートがお似合い!! 本物の天使が降臨してる!! こんなレアショットを拝めるとは……っっ、憑き物探偵やってて良かったぁ!!!! 今すぐ妖怪になっても後悔しない!!
思わず、「ありがとうございます」と言いかけて、咳払いをする。
……日に日に、合葉さんを好きになっていく自分がいて、ちょっと怖い。そういえば、想いが強すぎると、生霊になって好きな人に憑く場合もあるらしいから……気をつけないとな。まぁ、その手の話は信じていないけれども。
「あぁ、今日が僕の命日か……」
「へっ?」
「いや、なんでもないです」
小首をかしげる合葉さんから目をそらし、「じゃあ、行こっか」と言うと、合葉さんは笑顔で頷いて付いてきてくれる。……憑き物探偵、絶対一生続けよう。
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