34S

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小説 私は誰⁉️(34) 日本を離れアメリカに研究所を移したのは、理由があった。 この研究は、実用化されると人に凄い影響を与えるが、間違った使い方をすれば、人類を破滅させる、核兵器みたいな存在であると。 そして、ある組織がこの研究に目をつけ、狙っていると言う事を 小山内教授は、聞きつけ、その組織のスパイをしているらしき人物が、私以外のスタッフだった。と言う事を、私に話してくれた。 アメリカに着いた今は、小山内教授一人で研究している。 私も直ぐに来る予定だったが、事故に遭い来れなかった。 妹は私達の話を黙って聞いていた。 此の場所に居るのは、私達三人だけである。 妹に此の様な話を聞かせても大丈夫だろうか? 小山内教授は、あえて妹に聞かせる様に話している。 私の記憶が元に戻れば、此処に居る妹の正体も分かる。 それまでの辛抱だ。 私はマシンである椅子に座らされた。 頭にヘッドギアな様な物をつけられ、あまり気持ちの良い物ではない。 電気の線の様なものが、何本もある。 電気椅子で処刑されるみたいに。 私は静かに目を閉じた。 頭に衝撃が走った。 さまざまな映像が映る。浮かんでは消えまた浮かぶ。 子供の頃の映像、大学時代の映像が見えたと思ったら、また子供の頃の映像、何の脈絡もないままに写し出されている。 そして、最近と思われる映像が浮かんだ。 それは、、、、、、、。
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