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今日の午後のことだった。
乱れた制服姿の女子高生が、裸足で署に駆け込んできた。
そして受付にいたジュンナに、息を切らしながら何か言おうと口を開きかけ、しかし何故かためらったように逡巡し、結局口をつぐみしゃがみ込む。
そしてそのまま嘔吐した。
しかし彼女の胃には何も入っていないらしく、苦しそうな彼女とは対照的に吐き出されるのは胃液ばかり。
少女はむせび泣き、慌ててジュンナは駆け寄り背中をさする。
肩で息をする彼女に声をかける。
「大丈夫だよ。大丈夫だからね。」
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