最後の恋人

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最初の恋人がいいか、最後の恋人がいいかと問われたらなんと答えるだろうか。 私なら後者、最後の恋人になりたい。確かに、人の初めてを貰うことは名誉極まりないことだしロマンチックだとも思う。けど、私はどうせならその人の記憶に残りたい。言い換えるなら相手の最後の瞳に映ることができたなら満足と言ったところだ。 橋の上から私だけを見て突き落とすのは難しかった。一瞬たりとも視線を離さず、それだけでなく、私のことで頭がいっぱいのままであって欲しい。 最後の恋人になるには精神力が一番必要なのだと思う。タイトルと同時に、その最愛の人を失うのだから。
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