ココルと仲間たち

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ココルと仲間たち

 小鳥のさえずりが聞こえる。ココルは大木のウロの中でゆっくりと目を開けた。  朝の日差しが、露に濡れた草を照らしキラキラと輝いている。昨日の夜から降りだした雨は、もうやんでいるようだ。  ココルは羽織っていた獣の皮を横におくと、ウロの中から外の森へと出ていった。  雨に洗い流された新鮮な空気吸い込むと、ココルはまず水の流れる沢へと歩いていく。そして、小さな泉になっているところに屈み込むと、直線水を飲んだ。  渇いた喉を潤しているとバサバサと鳥の羽音が聞こえてきて、ココルは後ろを振り返った。
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