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柔らかくて、あたたかくて、お日様みたいな笑顔ワン‥‥
胸の辺りがポカポカ温かくなって、何だか嬉しいワン!
「あの少女、また見てるな‥‥
○○女学校‥‥お嬢様学校の制服だなぁ。
シロの事、気になってるみたいだ。
シロ、あの子の所に行けば、飼ってくれるかもしれないぞ。
そしたら、毎日贅沢で素晴らしい生活が‥‥お、おい?!」
僕は聞いてられなくて、源さんに甘噛みしたワン!
ウ~~ッて唸りながら、ズボンの裾を噛んで、左右にグイグイしたワン!
だって、源さんが言いながらどんどん哀しくなっていくから‥‥
たまらなくって、どうしたらいいか分からなくって‥‥
「わ、分かった、分かったよ!
そうか、シロは俺と居てくれるのか‥‥
よしよし、そうか、そう‥‥バカだな、
バカヤロ‥‥そうか、そうか‥‥」
源さんがほっこりしたワン!
よかったワン!
僕は少女の方を振り向きたかったけど、ガマンしたんだワン‥‥
ある日、源さんの帰りが遅かったワン。
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