02 次の犬生

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柔らかくて、あたたかくて、お日様みたいな笑顔ワン‥‥ 胸の辺りがポカポカ温かくなって、何だか嬉しいワン! 「あの少女、また見てるな‥‥ ○○女学校‥‥お嬢様学校の制服だなぁ。 シロの事、気になってるみたいだ。 シロ、あの子の所に行けば、飼ってくれるかもしれないぞ。 そしたら、毎日贅沢で素晴らしい生活が‥‥お、おい?!」 僕は聞いてられなくて、源さんに甘噛みしたワン! ウ~~ッて唸りながら、ズボンの裾を噛んで、左右にグイグイしたワン! だって、源さんが言いながらどんどん哀しくなっていくから‥‥ たまらなくって、どうしたらいいか分からなくって‥‥ 「わ、分かった、分かったよ! そうか、シロは俺と居てくれるのか‥‥ よしよし、そうか、そう‥‥バカだな、 バカヤロ‥‥そうか、そうか‥‥」 源さんがほっこりしたワン! よかったワン! 僕は少女の方を振り向きたかったけど、ガマンしたんだワン‥‥ ある日、源さんの帰りが遅かったワン。
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