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伊都国周辺と邪馬壹国の記述
東南陸行五百里、到伊都国。官曰爾支、副曰泄謨觚、柄渠觚。有千余戸。世有王皆統属女王国。郡使往来常所駐。
東南至奴国、百里。官曰兕馬觚、副曰卑奴母離。有二万余戸。
東行至不弥国、百里。官曰多模、副曰卑奴母離、有千余家。
南至投馬国、水行二十日。官曰弥弥、副曰弥弥那利、可五万余戸。
南至邪馬壹国、女王之所都。水行十日、陸行一月。官有伊支馬、次曰弥馬升、次曰弥馬獲支、次曰奴佳鞮、可七万余戸。
「東南に陸路で500里行き、伊都国に到着する。官は爾支と呼ばれ、副官は泄謨觚、柄渠觚と呼ばれる。千余の家がある。女王国が統治する国で、郡使いは常に駐在する。
東南に100里進むと、奴国に到着する。官は兕馬觚、副官は卑奴母離と呼ばれ、2万余の家がある。
東に100里進むと、不弥国に到着する。官は多模、副官は卑奴母離と呼ばれ、千余の家がある。
南に20日間水路を進むと、投馬国に到着する。官は弥弥、副官は弥弥那利と呼ばれ、5万余の家がある。
さらに南に進むと、邪馬壹国に到着する。女王の居住地で、水路で10日、陸路で1か月かかる。官は伊支馬、次官は弥馬升、弥馬獲支、奴佳鞮と呼ばれ、7万余の家がある。」
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