第13話_通らぬ氷気(★)

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★年齢制限表現(暴力及び性描写)有 [木蔦(ヘデラ)]が両腕を振るうと、空中にしなった太い蔦が蒼矢(アズライト)の身体に叩きつけられる。 「あああぁっ!!」 皮膚が裂けるような痛みに、アズライトは顎を上向けながら絶叫をあげる。 「ああぁっ! あ゛あっ、あうっ!!」 [木蔦(ヘデラ)]の蔦の鞭は息つく間も無く続き、宙吊りにされた無防備なアズライトの身体へ降り注ぐ。 いくらも時間を掛けずに戦闘スーツは裂かれ、白い肌が露出していく。 剥き出しになる痩躯は全身に鞭を浴び、紅く染まっていく。 「そうだ…後ろをやり残していたな」 [木蔦(ヘデラ)]は痛みに首を振り、息を弾ませる獲物を返して背を向かせ、更に蔦を振るう。 「あうぅっ! ああぁっ! あ゛はぁっ!」 背面のスーツも少しずつ剥かれ、自由の利かない身体をのたうちながら、アズライトは裸体を晒していく。 やがて尻を執拗に打たれ、裂かれたスーツが飛び散ると、反り返る身体がびくりと大きく震えた。 「ああぁっ…! っあ、んぅっ…」 「…困ったものだ。あれだけの口を叩いておきながら[異界のもの(外敵)]と満足に渡り合えもせず、あろうことか身体の感度だけは並以上に高いとは」 [木蔦(ヘデラ)]はため息をつき、嬌声をあげた獲物を再び返して正面を向かせる。 アズライトは頭を力無く傾げ、喘ぎ声を混ぜた荒い呼吸を繰り返していた。 身体中を痛めつけられて胸は苦しげに上下するものの、乳首は硬く尖り、昂る自身に頬を紅潮させていた。 蔦に締め付けられた局部は勃起し、薄地の戦闘スーツを内側から押し拡げ、滲み出る白濁の液が艶やかに雫を垂らす。 [木蔦(ヘデラ)]は局部へ顔を近付け、舌ですくい上げ口に含む。 「あ、あぅ…っ」 [木蔦(ヘデラ)]に局部を飲み込まれ、アズライトは股間を突き出すように更に身体を反り返らせる。 太股に腕を巻きつかせ、[木蔦(ヘデラ)]は滴る精液をスーツ越しに啜る。 局部は湿気た熱と程良い圧迫に支配され、口腔内で形が変えられる度にアズライトの腰が前後に揺れる。 「あっ、あぁ、あんっ! …ああぁっ、んぅっ…!」 息をあげ、嬌声を漏らしながら、アズライトの全身が大きく揺れ、昂りの頂点へと誘われていく。 「…あうぅっ! あはっ…!!」 舌先と歯列に陰茎を弄ばれ、アズライトは[木蔦(ヘデラ)]の口腔内で射精し、がくりと首を折れた。 小刻みに震える痩躯を腕で固め、その股間に頭部を突っ込む[木蔦(ヘデラ)]は、溢れる精液を音をたてながら吸い尽くした。
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