6人が本棚に入れています
本棚に追加
/295ページ
68
あの様な目で睨まれたら、勿体ぶる事は出来ない。
岡刑事は、少し上目遣いになりフーッと息を吐いた。
そして、
「麗華さんがロボットだとしたら、大橋の言っていた事は嘘では無く、真実と言う事になります。
大橋は、新美さんを殺そうとしたのでは無く、ロボットを殴ろうとした事になるのですが、何故新美さんは、ロボットを護ろうとしたのでしょうか？
ロボットなら、壊れても直せばいいのに？
何故！」
と、岡刑事は、新美さんの行動に納得がいかないのか、
嘆く様な声で話してきた。
「その疑問も、新美さんのパソコンの中に書いてあります。
それを見れば、解りますよ。」
と、僕は冷静に少し優越感を持って、勿体ぶる様に答えておいた。
「全ては、新美のパソコンの中か？」
と、田中刑事はため息を付く様で言葉が弱い。
「警察にそのパソコンを提出する事は出来るのでしょうか？」
と、さらに田中刑事は言って来た。
「僕には判らないです。でも内容はお見せ出来ると思います」
「次に、今起こっている暴力団の組長が殺された事件と今回の
戸田さん殺害事件の事にも、記事が書いてありましたが、
最初のコメントを投稿しよう！