メロディ

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 「もしもし…」  出てしまった、無視してはいけない気がしてしまった。  『あ、やっと出た』  知らない女の人の声だった。若そうな声だ。  女の人は言った。  「後ろをみて」  その言葉に従って後ろを見てみた―。  彼を救ったのは、その女の人と、そのメロディだった。
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