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頭のなかで、ダサい先生とイケメン先生を並べてみる。
だめだ。やっぱり、好奇心が抑えられない。
先生がどんな人間なのか、知りたいという欲求で頭がはち切れそう。
〈先生が困るのかと思って。
いいんなら、会って話が聞きたいです〉
また5分ぐらいして、返信があった。
〈次の日曜はどう?〉
〈大丈夫です〉
〈この間の店の前に1時でいい?〉
〈了解です〉
〈おやすみ。ちゃんと寝ろよ。
また授業で寝たら、今度はペナルティの
宿題だすからな〉
〈速攻で寝ます。おやすみなさい〉
〈(笑)〉
やり取りを終え、スマホの電源を落として、ベッドにダイブした。
不思議だ。
これまでの1年と2カ月弱、学校があるときはほぼ毎日顔を合わせていても、津村先生のことなんて、一度だって意識にのぼったこともなかったのに。
それが今は一番気になる人になってしまった。
人間、外見だけじゃ、本当わからない。
いや、先生の場合はきわめて特殊なケースだろうけど。
それより日曜日、どこに連れていってくれるんだろう。
楽しみ……だな……
だんだん意識が遠のいていって、気づいたときには翌朝になっていた。
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