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わたしの不安をよそに、車はどんどん都心から離れ、中央高速に乗って、郊外に向かっていく。
やっぱヤバくない?
わたしは怖くなってきて、もう一度尋ねた。
「ねえ、教えてくださいよー。どこに行くか」
先生はミラーを通して、わたしを見た。
「そうだな。ヒントは梅谷の仲間がたくさんいるところかな」
わたしの仲間?
女子高校生が集ってるところってこと?
あー、ますますわからない。
車は国立府中インターで一般道に下りた。
ふと横を見ると、ラブホテルの派手な看板が。
えー、まじでどうしよう。
も、もしもホテルに連れ込まれたら。
そうだよ。先生が変態ロリコン教師って可能性だってあるわけだし……
しかも仲間がたくさんって言ってたから、つまり、女子高生と変態のつどい的な……
いやーっ!
そんなところ、死んでも行きたくない!
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