459人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
「あ……」
首筋を唇で辿られ、手で下着の上から胸の頂点を執拗に弄られると、わたしはあっさり陥落してしまう。
「うん……あっ」
彼の手はさらにわたしの一番敏感な場所をさぐりはじめ……
そうされただけで、すぐに息が上がってしまう。
「……ベッドに行こうか?」
官能を帯びたかすれ声で融に問われ、彼の眼を見ながら、わたしはゆっくり頷いた……
「明日、休みにしといて良かったよ」
と、一言もらした後、彼はわたしを抱き上げ、ベットルームに向かった。
融との出会いは、わたしの生き方そのものを変えた。
彼と出会う前のわたしは、将来に何の希望も目標も持っていない、ただ漫然と日々を過ごすだけの女子高生だった。
こうして融とともに歩む人生なんて、その頃のわたしはまったく想像していなかった。
最初のコメントを投稿しよう!