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返事をくれないのは、これ以上、個人的な付き合いをする気はないという先生の意思表示なんだ、と。
諦めなきゃ、すっぱり。
でも、翌日になると、また違う気持ちが沸き上がる。
動物園でも、カフェで勉強していたときも、確かに心が通う瞬間があった。
ぜったい、勘違いじゃなかった。
だめだ。
このままじゃ、宿題も何も手がつかないまま、夏休みが終わっちゃう。
やっぱり、先生に直接、会いに行かなきゃ。
そして、好きだって言おう。
振られたら、もちろん悲しいけど、少なくとも、この宙ぶらりん状態からは抜け出せる。
今日は土曜日。
今、家を出れば、ちょうど先生の出勤時間ぐらいに着くだろう。
わたしは一番気に入っているワンピースに着替え、急いで家を出た。
***
予想どおり、出勤する先生の姿を捉えることはできた。
でも結局、想いは伝えられなかった。
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