番外編②風磨side

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そんな時、僕に声を掛けてくれたのが(たちばな)さんだった。 「魔器(マギ)の形態を自由自在に変えられるなんて、よっぽどの実力や能力がなければ出来るものではない。君は、逸材だ。 どうだい?私と一緒に、もっともっと上を目指さないかい?」 父さんに勝った人に、「逸材だ」と言われた。 父さんよりも優れた人に、一緒に上を目指そうと誘われた。 ……そうだ。 やっぱり、僕は特別な人間なんだ。 誰かに負ける事なんて……2番なんてあり得ない。 僕は、1番でなければならないんだーー。 新たな憧れであり目標を、僕は見付けた。
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