7

1/1
前へ
/7ページ
次へ

7

扉は開いた。夢は消えた。 彼は目覚めた。 そして彼はまた新たな道を行く。 彼はもう何も覚えていない。 ただ、揺るがないものは確かにあったらしい。 彼は今日も前に進む。 必死にもがき、戦いながら。 ときに、あたたかく優しい声に包まれながら。 そして、新たな扉を開いていく。 これは、とある一人の夢の中の話。 でも、それは、 どこかの「僕」の真実の話。 なのかもしれない。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加