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百合と健太とはクラスが離れちゃったし。
ガラガラ。
前のドアが開くと、
見覚えのある人物が入ってきて
あたしは思わず目を見開いた。
「若葉、おっはよ~」
さっきのギャルの1人が若葉に近寄って、
胸板に抱きつく。
身動きが取れない若葉は、
彼女の肩に手を添えて除けさせた。
「若葉は、低血圧なのもあって今不機嫌だから。」
若葉と一緒に見掛ける黒羽 麻耶くん。
見た目は、チャラそうだと思われる事が多いけど、彼女がいて浮気をせず一途みたい。
若葉と一緒で顔が整っていて、
女子によくモテる。
若葉は、顔が整っている割には
可愛い顔をしていてクール感が漂っていた。
昔は、クールも何も元気いっぱいで
笑顔が絶えなくてみんなに人気だった。
今も変わりないんだけど、
1年間避け続けたのに、2年に上がって
同じ学年になるとは思いもしなかった。
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