第二話「はかない恋」

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第二話「はかない恋」

肩を抱き 睦まじく歩く 父子の背を     そっと見つめる 孤独な瞳 あなたなら   父への想い 分かちあえる   落ち葉焚きつつ それをつぶやく 立ち昇る 煙とともに 香るのは      今も恋しい 父の匂いよ(再掲) 温(ぬく)もりを   知ってる奴が 妬ましく   異母弟(おとうと)ならば       なおさら憎い(再掲) 頬を打つ 掌よりも 痛いのは  「そうだ」と言った あなたの言葉(再掲) ただ「ごめん」  誤りたかった だけなのに  意地を張り合い また傷つけて… 誤解とけ 互いの想い 深まりて    手を握りあう ポラリス見つめ         違うのよ 私が彼を 好きなのと    君の言葉は 聴きたくないよ(再掲) 初雪の 日には誰と 何するの    そんな問いかけ デートの約束(再掲) ふれあった    そのくちびるの 温もりで      寒さ忘れる 初めてのキス 純白の 穢れを知らぬ 初雪を    あびて二人 遊びたわむる 燃え落ちた 写真の主を 知りし時      僕は奈落の 底に落ちたり(再掲) 会わないと 心に決めて 出てきたが    ピンクのミトン 僕にささやく 必ずと 約束したのに 来ぬ人を     待ち続けもう 年が明けゆく なにせんと 彼女の元へ 駆けたのか    「ユジナア」とただ        名のみ呼んで        (11/12追加) ジュンサンの言いたかったこと (阿波の局) 2006-11-12 09:19:07 「好きだった。   ありがとう、もう 会えないが     僕は忘れない 君は忘れて」 「なぜなの」と    きっと君を 泣かすから     何も告げずに ミトン返そう 「ユジナア」と    呼ぶ声君に 届かない    やはり君とは もう会えないか 
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