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店内のアナウンスが7時を告げる。
ここで須藤さんを待ち始めてから20分が過ぎた。
もしかしたらこのまま来ないんじゃ・・あの表情を思い出すとその可能性もあるかもしれないと、久しぶりにネガティブな気持ちが膨らんでいった時、お待たせ、と頭の上で声がした。
「長いこと待たせてごめんね。あんまり時間もないからすぐに行かなきゃならないけど」
言いながら須藤さんは、自販機で立て続けに2つ買って、一つを私の前に差し出した。私の好きなミルクティーだった。
「ミルクティー、好きなんだよね?よく買ってくるのってミルクティーでしょ、オレには缶コーヒーくれたけど」
須藤さんは、見ていてくれた。やっぱり私のこと気にかけている。だったらなぜ、という気持ちが沸騰してきて一気にまくしたてた。
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