第97話 天神様と三つ目の石

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【フェアリーらよ。我らの力を使って、王国を維持しようとしていたが……安心なさい。世界樹の力が戻りつつある今……加護は充分に循環するでしょう】 『『『ほんと!?』』』  落ち着いてきたフェアリーらは……泣きそうな顔でいたよ。  余程……この国の安否を大事にしていたのだろう。 【ええ。さあ、ミザネ。私に触れてください】 「……そうだね」  レインがいつ起きるかわからないし……追いついてくる人間らもここに辿り着くかもしれない。  だから……私は少し急いで、聖樹石に触れたよ。
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