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少年N
今でもふと思う。あの時、あの選択をしていれば僕の人生はもっと違う方向に、僕の望む方向に傾いていたのだろうか、なんて。
第一話 生誕〜保育園入学
僕は岐阜県岐阜市の病院で、共に、国立大卒の一流企業に勤める父と母の下に生まれた。幼い頃は僕が初孫だったこともあり、祖父母や親戚にとても可愛がられた。一歳になる頃までは岐阜の母方の実家で育てられることが多かった。
一歳になると、父と母が元々東京で働いていたこともあり、僕も東京のマンションで暮らし始めることになる。父は朝早くに家を出て、夜遅くまで仕事をして帰ってくる。母は昼夜問わず、泣き叫ぶ僕の面倒をみて、家事育児もしっかりこなした。
もうすぐ二歳になろうという頃、長女である妹が生まれた。僕の唯一の兄妹である。母によれば、妹を初めて見た時僕は、言葉を喋れないながらも「あ!あ!あぁ!」と妹を見つけて喜んでいたらしい。
時はすぎて三歳になり、年少となった僕は妹と共に保育園に入ることになる。僕が入った保育園は定員が一学年につき15人程度と割と人が少なかった。
さて、ここで僕の初の同級生を紹介しよう!
男子から
・はるあき
男子のリーダー的存在。みんなの憧れだった。はるあきがNO.1で自分がNO.2だと思っていた。その頃が2番という数字がやたらと好きになっていた。
・そうき
サッカーが好きな僕とは逆に野球が好きな、ちょっとキザな感じのやつ。僕がはるあきの右腕でそうきがはるあきの左腕だった。
・Wゆうと。
ゆうとが二人いた。一方のゆうとはめっちゃ虫博士なやつ。なにかといろんなことを知っていて、みんなに頼られていた。もう一方のゆうとは僕たちが年長になった時に他の幼稚園から越してきた。同学年では最後に入ったメンバーである。当時は少し馴染みづらかったのか、変なあだ名をつけて嫌がらせをしていた気がする。今ではとても仲が良いが、本当に悪いことをしたと思っている。
・そらくん
かなりおっとりした感じの子で、発言したことを2回繰り返す癖がある。保育園時代は少し気持ち悪くてあまり自分から話しかけることは無かったが、小学生以降ではそらくんとよく遊んでいる。
・女子(女子は多いので僕と関わりのあった子だけ)
・ろかちゃん
女子グループのボス。1番背が高くて、取り巻きが多かった印象がある。はるあきが男子のリーダーならろかちゃんは女子のリーダーだった。
・みのりちゃん
ろかちゃんのとりまきの一人。保育園時代から眼鏡をかけていたが、素顔は結構可愛いかったかも?
・たまおちゃん
めっちゃ男勝りな女子。年がら年中短パンだった。お父さんがめっちゃワイルド系で初対面の時少し怖かった。
・ゆいちゃん
無口な子。喋るのが苦手なのか、話しかけてもあまり答えてくれることが少なかった印象。先生がそらくんと一緒の輪に入れてた。
・はるかちゃん
絡みは無いがその人生が面白いので紹介
顔は可愛いとは言えない。というかちょっとゴリラ的な要素はあった。ただ彼女、小学校3年から5年までインドで現地の学校に通っていた。めっさ英語できるようになって帰ってきた。
・まおちゃん
僕の初恋相手。後に小学校が同じになる唯一の女子。まおちゃんのことについては、長くなってしまうので後述。しかし保育園時代にはまだ好きにはなっていない。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
最後のまおちゃんのことが気になっている方もいるかもしれませんがそれは今後書くことにします。笑
初めての小説なので稚拙な部分もあると思いますが、それも含めて楽しんでもらえると幸いです。
それでは第二話でお会いしましょう。サラバッ
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