35:私の決めた道

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 夢からいつか覚めるように。眠れば朝がくるように。  この気持ちも、思い出に変わる日がくるのだろうと思っていた。 「……けど、できませんでした」  きっと私は、大人として失格なのだろう。  そうだとしても、これ以上の嘘を重ねることができなかった。
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