最後の

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納骨の日。 父の骨を墓に納めるため、私たち家族、親戚達が大勢 墓地に集まっていた。 その日は12月中旬。 とても寒かったことを覚えている。 お墓の前についた、その時だ。 「痛っ。」 私の後ろで、父と兄弟ように仲が良かった父の妹の旦那さんの声が小さく聞こえた。 私からすれば、叔父にあたるのか。 振り返ると、叔父が声と共にフラフラと倒れそうになっていた。 「おい、どうしたん?大丈夫か?」 近くにいた父の弟(またも叔父)が倒れそうになった叔父を支えた。 「あかん…気分悪いわ。」 叔父はそのまま倒れ、意識朦朧とした状態だった。 そしてそのまま、救急車で運ばれた。 .
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