最後の

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叔父がベッドで眠っている。 集中治療室ということで、全員が入ることは許されなかったが、1人1人ならと、私も叔父と会うことが出来た。 本当にただ寝ている。と言った表現が正しいと思うほど、外傷も何もない。 でも、話しかけても当然何も反応はなかった。 叔父ともこれで最期かもしれない。 父と仲が良かった叔父。 私にも凄く良くしてくれた。 頑張って。生きて。 その時はそう願うしか出来なかった。 .
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