拒絶 sideL

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何が大丈夫なのかはわからないけど、美玲は全力の変顔を僕に見せてくる。可愛い顔からは想像できないくらいの顔芸を披露されて爆笑必至だった。 「はーっ………笑わせないでよ」 『元気出た?あ……』 美玲は誰かと会話している。 『ごめん、もう一回やってって話しかけられちゃった、切るね。メールするから!』  ぷつっと切られてしまった。 話しかけられたって誰に?    そわそわしたけど、とりあえず考えても(らち)が明かないので食事とシャワーだけ済ませると、美玲からメールが来ていた。 "こどもたちに声かけられちゃったの。ごめんね!おやすみなさい"  子どもたちと撮った写真つきでメールを送ってきてくれた。 すぐに保存ボタンを押した。  美玲と過ごす時間を重ねて、知れば知るほどまた好きという気持ちが膨らんでいく。 今の関係で満足なんかできてないのは、僕だけなんだろうか。 落ち着いたら、次こそちゃんと告白しよう。  そう決めて1ヶ月やっとゆっくり時間ができた。お昼に美玲にメールを送る。 "今日の夜はあいてる?"  メールを送るとすぐ返事が来た。
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