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壱と圭さんは、とても仲が良い。最近は早先生が壱をライバルと勘違いしだしたと、壱が笑いながら教えてくれが、…本当に大丈夫か…。
僕は、簡単に身を引くタイプだと思う。良い人を演じる訳じゃないが、ゴタゴタが面倒だ。生きる死ぬっていうくらい壱は僕の事が好きだと言うが、その感情が僕には欠如していると思う。
圭さんは別荘にテニスコート付きで所有している。研究のドクターで何かで特許を持っていると言っていたが専門用語が多すぎてよくわからなかった。
僕は法事で行かなかったが、壱が圭さんの別荘に1人で遊びに行った。燻製の作り方を教わる目的だったらしい。
早先生も用事があるとかで、2人だったと言っていた。
シャワーから戻って来た壱は連絡アプリに気付いて、通話の電話をするようだ。
「圭さん、壱だ。この前ありがとう。楽しかったよ、今、電話大丈夫?」
と、壱が言う。
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