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今、14歳の私には想像もつかない。
自然は、ときに優しく、ときに残酷だ。
その残酷さにどんな意味があるのか人間にはわからない。
誰かは生きて、誰かは亡くなってしまう。
その生死を分けたものは何なのか。
自然の猛威の中、人間はいつだって無力だ。
この出来事は今を生きる人にどんなメッセージがあるのか。
不安や恐れを煽るため?
生きてる責任を負わせるため?
あなたは生きているのだから、亡くなった人の分まで生きろと?
誰だって消えてしまいたくなる夜がある。
死んだら、楽になれるのか。楽になるなら、そっちに行きたい。
どんだけ頑張っても誰にも認められなくて。
孤独に押しつぶされそうで。
それでも、両手を必死に振り回し、バランスをとりながら崖の縁を歩き続ける。
そして、また明日がやってくる。
永遠に終わらない自然の摂理。
必ず明日がやってくる。
それはある人にとっては希望であり、ある人にとっては絶望である。
どんな絶望の中でも、私を生かせ続ける自然は残酷だ。
それでも私は強く、必死に生きる。
これが、私にできる自然への最大の悪あがきだから。
絶対に負けない。
負けるもんか。
這いつくばってでも生き抜いてやる。
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