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侵入
………くん…………◼️◼️○き………
かんβ◎??………
誰だ、と尋ねようとする。しかし、いくら頑張っても口がパクパクと動くばかりで、声を発することはできない。もどかしくて、なんでもいいから声を出そうと、何度も喉を震わそうと試みるも、何の手応えもない。
この感覚を、僕は知っている。そう気付くと同時に、僕は夢を見ているのだと悟った。そして、朦朧とした意識のまま、おとなしく眠りから覚めるのを待つことにした。
司くん………▲◼️◼️き、神崎…○○●
どこからか、僕の名を呼ぶ声が聞こえる。と言うより、僕の意識に直接入り込んで来るような感覚だ。自分が何を見ているのかも、何を聞いているのかも分からない。どこか自分の知る世界を超越した、別次元を漂っているかのような気分がした。
何者かの気配。異物が頭の中に侵入してくるのを感じる………あなたにはいつか、私が必要になる時がくる……僕の意識の奥底へと……あなたには、辛い思いをさせてしまうかもしれない、でも、全てはあなたを守るため……それが私の使命だから……深く、深くへと……しばらく眠ります。しかるべき時が来れば、きっとあなたを助けます………
僕の意識は、やがて覚醒し始める。夢の世界の密度が薄くなる。手足の感覚を、少しずつ取り戻していく。
あなたのため……●▲α♯♯、……○◼️β?…のしあわせのため…○◼️▲……
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