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「俺に隠れて準備してるなんて…気づかなかった」
「ん?なにを言っているんだ悟。君が寝ている目の前で準備してたんだよ?」
「…え」
俺がモニターの前で寝ている間に…。
「管理を全部ボクに押しつけて、悟は寝てるもんなぁ。自業自得じゃない?」
「……」
言葉が出なかった。なんという失態だ。
「悟をここへ呼んだのは、悟の身体を乗っ取るためでした~」
アオイは拍手しながら、少年の姿から俺の姿に変わる。
「話は終わったから、オレは行く。プレイヤー達をいつまでも待たせるのは悪いからな」
アオイは俺に背を向けて歩いていく。
「おい!待て!アオイ!」
「そうだ。大事なことを言い忘れていた」
アオイは立ち止まり、振り向いた。
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