最強戦士 ナービィス NO.1

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「私達の国は滅びました」 とナービィスは、悲しい顔で答え、 「私から話そうか?」 とやすののお父さんが言うと、 「いえ、私がみなさんに話します」 とナービィスは言って、話し始めた。 「地球から何光年も離れた所に地球と同じような星があり、たくさんの国と人々が住んでいました。  皆友好的で争いの無い国々だったのですが、親友であるミーナがマーロ国の王になってからバランスが崩れました」 「ナービィスの親友が?」 と私が聞くと、 「はい。同い年で小さい頃からずっと一緒にいました」 とナービィスは答え、 「それなのに何故?」 とみくが聞くと、 「ミーナの父である王に恋人を殺されたからです」 とナービィスは悲しい顔で言ってから、 「とてもお似合いの2人でしたが、お父様はお気に召さらず、2人の仲が深くなればなるほど2人を遠ざけようとし、最終的には彼は殺害されました」 私達が唖然とした顔をしていると、 「長い間ミーナは自室に籠り、私が何度も会いに行っても会うことは出来ませんでした。  その後ミーナは、父である王を殺害してマーロ国の王に就きました  それから近隣の国々を攻略し、あっという間に領土を拡げていき、最後に残った私達の国を攻撃してきました。  軍事力の差で私達も追い詰められてしまい、 私の父である王は、私を地球に逃しました。  最後に父は、  ミーナを止められるのは、ナービィスしかいな     い と言って、火のまわった王宮へと歩いて行きました」
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