最強戦士 ナービィス NO.1

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部屋を出て、廊下を歩きながら、 「ナービィスは、なんで日本語ぺらぺらなの?」 とゆりが聞くと、 「私は、地球が好きで色々勉強していたの。  特に日本が好きだから言葉をたくさん勉強しました」 とナービィスは答え、 「もし私達が駄目だったとしても、もうナービィスは私達の仲間だから」 とみくが、ナービィスの手を握って言った。 「ありがとう、みくさん」 とナービィスが言ったので、 「仲間だからさんはいらないよ」 と私は言って、ナービィスの片方の手を握って歩いていく。 エレベーターに乗るとすごい速さで地下に向かって動き出した。 エレベーターの扉が開くと照明で明るい広い空間が私達の目に飛び込んできた。 「広ーい」 とゆりが言うと、 「広いでしょ。  でも、ここは2日間で出来たんだよ」 とやすののお父さんが言い、 「2日間で?」 といつもは冷静なやすのが、びっくりした顔で言うと、 「ナービィスが、3日前に研究所に来て、そこから全国のシギリアの人達が工事を始めたんだ。  私もその技術力の高さにびっくりしたよ」 とやすののお父さんは言いながら、部屋の方に歩いていき、扉を開けて部屋の中に入ると、 「わー、すごい」 とまたやすのは、興奮気味に言った。 壁面には、中央に大きなモニターがあり、たくさんの機械が並んでいる。 「アニメで見る世界だね」 とゆりが言い、 「ほんとそうだよね」 と私は言った。
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