ずっと好きだった~絵麻side~

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ずっと好きだった~絵麻side~

「琴音ちゃん、おめでとう! 乾杯~」 「ありがとう、絵麻ちゃん。碧もありがとう」 「琴音、本当に良かったね。改めておめでとう」 「今日は私が2人を誘ったんだから何でも食べてね。ご馳走しちゃうから~」 そう、今日は私が声をかけた。 琴音ちゃんに、どうしても聞きたいことがあったから。 「絵麻がご馳走してくれるの? 本当に?」 「何よ、碧君。その言い方、まるで私がケチみたいじゃない」 確かに、私が2人に奢るのは初めてかも知れないけど…… 「ケチとは言ってないよ。ただ、絵麻が俺と琴音の2人を誘ってくれるのも珍しいなと思って」 「私はただ琴音ちゃんにお祝いが言いたかっただけだよ~」 「絵麻ちゃん。気持ちは嬉しいけど、今日はみんなで割り勘にしない?」 「賛成! その方が気軽に注文できるし。さっ、2人とも何頼む? 俺、もうお腹ペコペコなんだよね」
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