嫉妬という名の舞!

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嫉妬という名の舞!

私はそれから部活に熱心になった。 練習は毎日欠かさないし、話し合いでもパートのリーダーとして意見を出した。 そのおかげでなんだか合奏が楽しくなってきたし、やりがいもあるなって思えてきた。 文樹の方は部活にやっとマネージャーをしたいって子が出できたみたい。 マネージャーがいることで、部員は余裕をもって試合ができて、いいんだって。 お互い部活に熱心になって、話す機会も少し減った。 私はよく、練習中に窓から見える野球部の練習試合を眺めていた。 試合が終わると、マネージャーがすぐさま選手のところに向かっている。 マネージャーのひとりが文樹と楽しそうに話していた。 (やっぱ、マネージャーのほうが楽しいんじゃないかな……。) 不意に上がってきたその気持ちを首を横に振ることでかき消す。 (何考えてんだろ…。私にもできることあるし。) なんだろうこの感じ、なんか、、、、、。 よくわかんないや。 私は部活の練習に戻った。
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