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異世界の行き方を愚妹に聞かれた
妹「異世界に行きたい!」
それはテスト期間中の妹の現実逃避からだった。
姉「逝けば?」
そして帰って来るな。
妹「期末テストヤダ無理死ぬぅ」
日頃から勉強そっちのけで乙女ゲームやっているからだろう
姉: 現在23歳 ファミレス勤務 趣味・ゲーム
妹:17歳花のJK 趣味・夢小説と最近は乙女ゲーム
現実逃避したいと駄々こねる妹に姉は「行く方法ならあるよ」と、言う。
妹「マジで?」
姉「おう」
教えてと教えてあげた。
まずは人のいないあるエレベーターに乗る。
決められた順番に沿って階を押す
5階に着いたら女の人が乗ってくる。
乗ってきたら1階のボタン押す
妹「それ都市伝説ぅう!!」
異世界に間違いない。
妹「そうだねぇえ!」
姉「仕方ないなぁ」
とりあえず静岡の鉄道に乗る。
そのまま寝る
目が覚めて如月駅に着いたら降りる。
妹「それも都市伝説!!」
そんな末恐ろしい場所行ってたまるかと妹が怒鳴る。
姉「他にも色んな駅があるよ」
妹「全部オカルトから来てるよね?」
姉「某チャンネルでオカルトの異世界ネタはあるけど異世界ファンタジー系行ったって聞いたことある?」
妹「今の所見たことは無いかな ······」
異世界なんて現実であるなら都市伝説に分類されるものばかりだろう。
姉「後は何処かの催眠術が得意な場所に入団するか」
妹「怖ぇよ!」
姉「まぁ、人間誰しもいつかは異世界に行くはめになるんだけどね」
殺生をした事ある人間なら100%地獄行き。
妹「嫌だよそんな異世界!」
姉「地獄って272もの小地獄があるらしいよ」
妹「行きたくないよ!!」
姉「あ、虫」
妹「ぎゃああああ!」
妹は部屋に設置している殺虫剤で蝿を殺生しました。
地獄への片道切符を手に入れた。
妹「やめぇ!!」
どうせ行くなら天国に行きたいと妹が言う。
姉「徳を積めばいけんじゃね?」
妹「こんな異世界嫌だよ!」
いずれ行く道だ。
諦めろ。
姉「異世界ぽい所ならあるじゃん」
ユニバーサルな魔法の国とネズミが支配した夢の国。
妹「確かにファンタジー系だけどぉ!」
異世界ではない。
姉「どちらも創業者が子供達が夢の国に行けるような場所を作って下さったんだ。感謝しろ」
妹「そこは感謝するよ。」
姉「場所の提案してやってる私にも感謝しろ」
妹「それは解せぬ」
姉「異世界に行く方法ならまだあるよ」
妹「えー···何?」
妹がやる気ない声をだす。
気にせず姉は話を続けた。
姉「まずSCP財団に加入して····」
妹「そこからまず間違っているから」
寧ろ現実を異世界にすればいいのでは?
妹「どういう事?」
姉「えーと、まず水道貯水機にゾンビウイルスを投入して····」
妹「犯罪!紛うことなき犯罪!!」
そもそもゾンビウイルスは何処にあるのかと聞かれた。
姉「某ゲーム会社に行けばあるんじゃねる」
妹「絶対ないから。現実的に考えてないから!!」
ウイルスではないけどそう言うお薬なら確かあった気がする。
妹「妹を犯罪に巻き込むな!」
— — — — — — —
後日談
妹と夢の国に行ってきて静岡まで旅行に行って古びた10階建てのホテルに泊まり寝る前に「飽きた」と書かれた六芒星の描いた紙を持って枕の下に「イケメンパラダイス逆ハーもの」と書いた紙を敷いて寝た。
何も起きなかった。
PS····妹は追試を受ける事になった。
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