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異世界にあって欲しいものを愚妹に聞かれた
妹「異世界と言えば!」
姉「酒」
妹「現実世界にあるでしょ!?」
異世界ファンタジーと言えば酒場が鉄板だろ?
姉:23歳独身。ファミレス勤務。趣味・ゲーム
妹:17歳。現役JK。趣味・夢小説と乙女ゲー
妹は脳内お花畑の夢見る少女です。
姉「そんな妹はどうなんだよ?」
異世界と言えばあって欲しいもの
妹「魔法」
姉「妄想に頼るな」
妹「ファンタジーってなにか分かって言ってる!?」
ファンタジーをグーグ〇先生に聞いてきた。
【ファンタジー】とは
空想・幻想の世界
つまり脳内お花畑になれる世界という事だ。
妹「世のファンタジーファンに謝れ」
まぁ、空想・幻想なら魔法という概念があっても何らおかしくない。
姉「現実に考えて水と食料とナイフだろ普通」
妹「それ、無人島の初期装備だよね!?」
酒とタバコと女よりはマシだろ。
妹「ファンタジー要素ゼロじゃん」
酒はファンタジーだろ
飲めば夢心地。
妹「下手したら急性アルコール中毒というダークファンタジー」
姉「上手い」
妹「上手くねぇよ」
欲しいものが魔法と言うなら何の魔法使うんだと妹に尋ねる。
妹「そりゃあ、聖女みたいな回復魔法とか聖なる力だよ」
姉「聖女なのに魔のつくもの使うとか矛盾してない?」
妹「ファンタジーだからいいんです!」
姉「つか、聖女とか言ってっけど中世の時代に魔法使ったら普通に存在が邪魔認定されて魔女裁判にかけられて処刑ルートが現実的じゃね?」
妹「魔法が当たり前の世界なら大丈夫じゃない?」
姉「魔法が当たり前なら聖女って必要なくね?」
妹「聖なる力で魔族倒すんだから聖女必要じゃない?」
姉「魔族倒すくらい強い力なら魔王倒した後、聖女の事脅威に思う奴らいて処刑ルートになるんじゃね?」
妹「神に愛された少女だからそんな罰当たりな事しないんじゃない?」
姉「何でも神様使うって便利な世界だな。殺されはしないけど都合のいい様に扱われて搾取される人生ルートしか思い浮かばねぇや」
妹「そこは王子様と結婚して幸せな生活を送るになるんじゃないの?」
姉「神様に愛された聖女だろ?昔の聖職者なら貞操守らなきゃだめなんじゃね?最後は処女のままシスターで生涯終えるのが妥当」
異世界に何持っていくから聖女とは何かについて語り出したが、最終的に結びついた答えが
【聖女】
国に搾取され続ける恋愛もまともに出来ない可哀想な少女
と纏まった。
異世界に行くなら平民の金持ち商人あたりが一番気楽な立ち位置だと思う。
何か貴族って階級制度がくっそ面倒そうじゃね?
妹「で?結局お姉ちゃんは異世界行ったら何がいると思う?」
姉「酒」
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