愚妹と夢の中で異世界の夢を見たからとりあえず説教したった

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愚妹と夢の中で異世界の夢を見たからとりあえず説教したった

妹「お姉ちゃん!お姉ちゃんってば!!」 姉「んがっ?!」  目が覚めると見知らぬ豪華な部屋の中で魔法陣の上にいました。周りには見た事のないオッサン達。  何だ夢か。  アホな妹の脳内花畑のアホな話を夜中までアホみたいに聞かされたからアホな夢を見ているのだろう。 妹「アホいいすぎじゃない?」  アホだろ。 姉「そろそろ脳内休息させたいからノンレム睡眠にさっさと移行させて」 妹「私にどうしろと?」  深い眠りにつけ。 「異界の聖女達よ。そろそろ眠りからさめるのだ」  うるせぇよ。異世界に憧れている妹がそこにいんだから要件妹に要件を言え。私はこの夢から出ていく。 【自己紹介】 姉:23歳 独身(彼氏募集中)ファミレス勤務 趣味:格ゲー 妹:17歳(乙女ゲーが彼氏) 高校二年 趣味:乙女ゲー&夢小説 「異界の聖女達よ。ソナタ達を我々の世界に連れてきた理由はソナタ達の聖なる力の為に世界を救ってもらいたいんじゃ」  何か冠頭に被った如何にも私腹を肥やしたジジイが奇想天外な事を言っている。 妹「私達が聖女!?うわわわ···世界救うなんて責任重大だよ!」 妹よ。お前、聖女になるってどう言う事かこの間話しただろ? ※詳しくは(姉妹シリーズから)異世界にあって欲しいと思うものを妹が言ってきたを読んで見てください。 聖女=知りもしない異界の他国に搾取されて貞操を守ったまま人生を終える職業 妹「····聖女辞めます」 「なんと!?」  せっかくの憧れの職業を放棄するなんてと、周りがどよめき始める。 「誰よりも神の声が聞こえる聖女を辞めるだなんて罰当たりな!」   「なんの為にソナタ達を召喚したと思っているんだ!?」  いや、知らんし。  つか、本人に許可なく連れていくとか誘拐だし。 姉「神の声が聞こえる聖女誘拐とか罰当たりにも程があるし」  つか、聖女として国に貢献させるとか国畜にする気満々だし。 姉「拉致して強制労働させられて人生管理されるとかなんて言う地獄の部署?」  最早犯罪国家である。 「ソナタ達異界の聖女達の聖なる力がないと魔王軍と対等に戦えないのじゃ」  話によると、魔王軍が世界を支配しようと国に戦争を仕掛けてきたらしい。  魔王軍には数々の魔法を駆使した側近達がいるらしく、人である自分達の魔力では叶わないという。 姉「他の国はどうしてんの?」 「皆自国を護るのに精一杯だ」 姉「いや、そうじゃなくて、連携とって包囲網でもして相手を牽制したりしないのかって言ってるの」  ファンタジーなら魔法使いが多くいる国や国の為に強くなろうとして軍事力を上げている国もあるだろう。 「皆自国を護るのに精一杯で····」 姉「その魔法よりも協力なもん作ろうとしなかったのかよ?」  自世界でなら自国を守る為に核を持つ国がいくつかあるぞ。うちの国は禁止してるけど。  一体この国はどんな防衛をしてきたのだろうか····· 「···············」 平和ボケして私腹を肥やしていたようだ。  ここの騎士団も新しい訓練方法等していなかったのか。剣士を育てる騎士団長も何とも言い難い顔をしていた。  どうせ国防の為に訓練内容や武具等の強化向上の案を出してもここの国防省か何もしなかったのだろう。  民の税は増やすが国防には使わずに····かと言って街の整備も曖昧にして私腹を肥やしていたと。ほうほう。 姉「魔王軍の方が国を豊かにしてくれんじゃね?知らんけど」  とにかくやる気はない。  と、言うよりこの茶番な夢からそろそろセレブ婚してヘリに乗って東京観光しながら体力のお札を降り注ぐ夢に移行したい。  あまりにも無責任かつ不敬すぎる姉の態度に誰もが剣を抜く。 「聖女だからと言って、国王の前であまりにも不敬であるぞ!」  いや、知らんし。  どうせ夢の中だし。  そもそもここの国の王であって自国の陛下ではない。  自国には自国の我がエンペラーがいらっしゃいます。 姉「不敬云々言う前に己らが招いた怠惰に対して悔やんで反省せぇや」  国を常に守る為に国防を強化するのは国の基本やぞ。  だからと言って国税で賄えるんだから国民から徴収するなと言いたい。  己の国に。 姉「自国の兵を強くせんで他者に任せるとか国防舐めすぎやろ?自国の兵士もクソよえぇからって他世界の一般市民に戦わそうとするな。 そもそも、お前ら第二次世界大戦でまけて平和ボケした日本人が戦えるわけないやろ。 んな事よりも他国と協力して物資貰うか共闘して包囲網でもせぇや どうせどこぞの検討士みたいに検討検討して言ってから手遅れになりましたとかやろ?!アホか! んなもんうちの国の偉い人の専売特許や! 検討検討とか言って国民の税金増やして私服肥やしてばっかいるから他の国に舐められて土地買われてまくってんねん!日本の領土なのに他国にバンバン買われてんやん! 何でスパイ防止法設立せんのや!だからスパイされ大国とか他国に揶揄されてんのや! つぅか、まだ前のトップのが仕事してたわ! 誰も何も暴動起こさないからって消費税ばっか上げて市民に負担ばっかかける政権になんの意味あるねん! どこぞの美女にハニトラ引っかかってまともに外交できると思うな!市民無下にして自国が愛されるとか思うな!国民何だかんだお前らの事見てるからな!!」  と、まくし立てたら妹に言われた。 妹「お姉ちゃん···途中から自国に対しての不満なってる」  国のトップが無能なら国民が苦労する。  これ、どこの国も同じこと。 姉「とにかく税金取りすぎなんだよ!お前、選挙の時消費税上げない言ってたじゃねぇか!何で当選して消費税上乗せ前向きに検討してんねん!?それより国会の居眠り税金泥棒の老害にさっさと引導渡せよ!!」 妹「お姉ちゃん····完全にここの国と関係ない不満ぶちまけてるよ」  姉の自国に対しての大不満を聞いて異世界のトップの方々とその臣下の方々が「何処の世界の国も大変なんだな····」と、同情していた。  あまりにも不満をぶちまける姉に妹がどうどうと抑える。  そもそも聖女とはなんの仕事をするのだと妹が国の王に聞いてみる。  姉よりも妹の方が話を聞いてくれそうだと思った国王の側近の宰相が聖女について話をする。  聖女の役割とは  奇跡とも言える力で多くの者達を癒し、魔王率いるアンデッド集団を聖なる力で打ち消し、慈善事業を行い人々に希望を与える事を役割としている。 妹「やっとファンタジーらしい話が聞けた!」  アンデッドを聖なる力で倒す事にカッコイイと思った妹が目を輝かせる。 姉「全て終わったら慈善事業で国のイメージアップに貢献し、恋愛も出来ぬまま処女として国畜となって生涯に幕を閉じるっと······」 妹「別の人を召喚しましょう」  拙者達は元いた日本へ帰る為に眠りから目覚めると言い出した。 姉「つかアンデッド消し去る程の威力の爆弾作ればよくね?」 例で表すと大陸の爆弾の帝王との異名を持つツァーリ・ボ〇バなら原爆の1500倍の威力の核の名前などを上げてみる 妹「核使用反対」 姉「我が国じゃないし、相手魔族だし賛成」  核兵器ならアンデッドも消し飛ぶでしょう。その保持する国家を召喚したらいいのではないかと、無責任な助言を言った。 「なるほど、それなら倒せるかもしれない」  国王は直ぐに新しい召喚術を作るようにも国の数少ない術者に言い放った。  姉と妹は仕事をする前に首にされ元の世界に戻ってきまし た。 ----------- 『現在〇国のトップの方々が相次ぎ行方不明になっていると言う情報が流れました』 妹「へぇ~··ちゃんと召喚できたんだ」 姉「〇国も拉致被害にあった人の気持ちがこれで分かるんじゃね?」  コタツに入りミカンを食べながらマラソン大会の中継を見ていたら途中で速報と言うように先程のニュースが流れた。  まさか、自分達の発言により、本当に呼び出すなんてするとは思わなかった。 妹「あの国、色んな意味で強いから乗っ取られるんじゃない?」 姉「その時は国防の体制がズブズブになっている国王の責任でしょ?」  決して自分達の助言では無いと言い張る。  あれが夢だったのか現実だったのかなんて未だによく分かりません。  とりあえず姉と妹は今年の初夢を封印して三つ目のミカンに手を出した。  姉と妹は今日も元気です 終れm9(^Д^)プギャー
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