小説家の7つの習慣

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 小説家を研究する中で見えてきたことを7つにまとめました。 1 毎日書く  文章の腕前を上げる唯一の方法です。  100の理論よりも実践。  毎日何らかの文章を書き続けることで、自分なりのリズムを習得していきます。  「売れる小説」を研究する前に、自分を知ることが大切です。 2 心に響くワードをメモする  動画やラジオを視聴したり、ブログや本などをから「心に響くワード」を抜き出します。  良い言葉ではなくても、心に響くかどうかです。  自分の内面からパワーが出るかどうかと言えます。  書き留めたいワードは、イデオロギーを作ることが多いです。 3 流行にコメントする  流行語はもちろんのこと、映画のワンシーン、ネットスラングなどあらゆる流行に目を向けコメントします。  今まで知らなかったり、興味を持っていなかった物事にこそ、深い意味があります。  こうして自己啓発を続けると、モチベーションを保てます。 4 たくさん読む  あらゆるジャンルの小説、エッセイ、論評、論文を読みます。  腰をすえて読みたい部分以外は、流し読みをします。  流して斜め読みすることによって、全体感を捉える感性が養われます。  1年で200冊を目途に読むと良いと思います。 5 キャッチコピーを書く  自作の小説に限らず、すべての創作物を対象にして短いセンテンスに凝縮したキャッチコピーを書きます。  イメージと時代性のある、本物のキャッチコピーを作るには小説一本書くよりもパワーが必要なときもあります。  自作小説を出版社に持ち込んだり、文学賞に挑戦したりするとき話題の軸になりますのでとても重要です。  「あらすじ」や「要約」に入れ込んだり、副題として添えます。 6 歴史を勉強する  歴史上の人物のマインドを学ぶと、とても深く人間の本質を捉えることができます。  現代ドラマであっても、歴史が話題になる可能性は充分あります。  民俗学的に、中世、近代などの生活を研究することも重要です。  人間の営みを文章に定着することが創作ですから、中核になる勉強法だと言えます。 7 人間観察する  目に留まった人の一日の生活、家族構成、仕事、人生観などを想像します。  好きな音楽、食べ物なども具体的に決めていくと、自然にストーリーができ上るものです。  映画などのクリエイターがトレーニングとして日常的にやっています。
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