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これは、
今は昔、と言い表すには甚だ近く、容易く思い描ける現代にはほど遠い。
工業と自然が、機械と魔法が、生物と幻獣が、人形と妖精が、人間と魔物が、いくつかのお国柄を内包したとある島国にて混然一体となって暮らしていた物語。
そのうちのある国が引き起こした、妖魔たちとのいざこざを、ただ一人で収束へと導いた乙女の物語。
架空と呼ぶには突き放し過ぎ、この世の幕間と言うには烏滸がましい、(けれど、きっと確かにそこにいて、息をしている……)
不思議な、不思議な物語。
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