My Dad is my primation.

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私が肉体を維持するに当たり、様々な危険思想を要する。人畜であり人肉である覚悟が要るのだ。日本政府は私にその様な社会的な義務を課せたがっているに違いない。「空輝…簡単な話だ。許可は出せない。この熊谷政経と言う人間の気が知れないレヴェルだ。空輝は対象が人肉種であれ、人を殺したんだろ?畑を荒らす害獣同然じゃないか?…そんな害獣野郎がギャンブルに勤しむのか?あっははっ!冗談だ。空輝。だからこそだよな。ほら…ギャンブルマスターライセンス。米大統領に感謝しろ。」小太郎は乾いたハニカミ具合を見せ、私にプラスチック製のカードを渡した。カードには撮られた覚えのない私の凛々しい顔写真が付いており、私は困惑していた。「じ、人肉種だと?!雄輝は…小太りじゃないか?」私はしかし、雄輝=人肉種で思考停止していた。憤りは隠せない。人肉種=骨肉隆々の戦士である筈だからだ。「あっははっ!まだチューニングしたいのか?重荷を担ぎたいのか?慣れるしかないだろう?空輝…雄輝様は怒ってはいない。」その時の真っ直ぐ過ぎる小太郎の眼光、眼差しを私は直視出来なかった。
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