第一話 バスの中

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第一話 バスの中

ピピピピ。ピピピピ。 アラームが部屋に鳴り響く 僕は手をあちこちにやりアラームを止めた。 僕ははやと、立木隼人だ。 二年前から学校に行けなくなり、今はフリースクールに通っている。 ここからフリースクールまでいつもバスなので早めに起きなければいけない。 バスの時間は9時だ。そして今の時間は8時半。 ん?え?あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (バスの走行音) ふうなんとか間に合った。 あれからパンを口に放り込み、何とか間に合った。 「次は〜駒見〜駒見でございます。お降りの方は降車ボタン押してください。」 ここでいつも乗ってくる奴がいる。 名前は知らないんだけど、いつも隣に来て話しかけてくるうざい奴がいる。 (ドアの開閉音) 髪はロング、顔は結構 そしていつも通り隣に座ってくる。 「ちょいちょい」 立木「何?」 「いやーいつも隣だなって」 立木「いやお前が来てんだろ」 「全然?」 はぁこんな会話を毎日交わしている。 「次は〜新千木〜新千木でございます。お降りの方は降車ボタンを押してください。」 よし降りるか。 「バイバイ」 立木「はい」 そして僕はバスを降りた。
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