夏休み

2/7
111人が本棚に入れています
本棚に追加
/316ページ
「俺も今の所デートの予定はないかな。尚は?」 「俺も特には」 「実は叔父さん夫婦が小さな旅館を経営してるんだけどね、泊まりに来ない?って誘ってくれたの!」 「でも旅館なんて高いんじゃないですか?」 「そう!なかなか人気の旅館なんだけどね、たまたま空きが出たんだけど」  ニヤリと花音が笑う。 「叔父さんが腰痛めちゃって、食材とかの運搬を手伝ってくれるなら、宿泊費に食事代もタダで良いよって!!」 「僕、手伝います!」 「尚はどうする?」 「んー?まぁ特に予定は無いし、たまには旅館に泊まるって楽しそうじゃん」  潤は花音の誘いは断るはずは無いし、尚弥も意外と乗り気である。 「ルイ君は?」  花音の問いかけにルイも「オッケー」と答える。 「じゃあまた詳しく決まったら連絡するね!」    
/316ページ

最初のコメントを投稿しよう!