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1年前
君と出会った時
あの日私は、君に恋をした。
桜の色のような
淡い恋
私と同じ制服を着ていた
クラスも一緒で、席も隣
私は窓際の席で外の桜を眺めてた
すると隣から
紙が飛んできて、私の肩にぶつかった
それには
《これからよろしく!そんなに桜綺麗?》
って書いてあった
私は少し戸惑いながらも
《よろしくね!桜はすっごい綺麗だよ。好きじゃないけど》
って書いて投げ返した
すると君は私の返事を読んで吹き出した
《好きじゃないの?なんで?》
《だって桜は出会いだけじゃなくて別れも運んでくるでしょう?》
また紙を投げてきた君に、私は負けじと書いて投げ返す
すると
君は私に聞いたんだ
《桜って何の花?》
だから私は
《恋の花》
って答えた
はじめは冗談のつもりだった
でもそのあと
君が見せてくれた笑顔に私は目を奪われて
そのまま心も奪われた
だからほんとに
私にとって桜は
《恋の花》
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