第二章 思い出

7/7
前へ
/23ページ
次へ
と言ったので、 私も 「ベラほどじゃないってこと」 と返した。 ベラは 「それはどうかな?」 と返したので私は 「へー、ベラはそう思うの」 と言うと、 ベラは笑って 「そうだよ」 と言ったので私は 「…そんな事じゃなくて」 私は続けて 「ベラについてはいつ聞かせてくれるの?」 と言うとベラは少し強ばった顔してから 「いつか…言うよ。」 と言った。 私は少し気がかりだったか 「言いたくなかったら、言わなくてもいいよ」 と言った。 そしたらベラは驚いた顔をしたので私は 「そんなに驚くこと?」 と、ジトーと見るとベラは 「いや、ご主人からそんな言葉が出るとは…」 と言ったので、 私が 「私はそんな悪魔ではございません」 と言ったらベラはそれはそうだねと笑った。 私はそれを見てふと笑った。 本当にこれで良かった。 良かったんだ。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加