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第4章 うわさ
帰りでのことだった。
ベラが
「あ、ご主人そういえばで思い出したのだけど」
「勇者のお話なんだけど、この世界に転生者が来たみたいだよ」
「…え」
私は、重要なことをすらっと言うことにも驚いたが、この世界への300年ぶりの異世界人では無いか…!?
私は、頭が追いつかずベラに
「は、え、なぜ今その話をするの?」
とベラに聞いた。
するとベラは、すらっと
「今、思い出したから。」
と言った。
??????
ここで言うの?
そんな言葉が出てきた。
それを察したのか、ベラは
「いやぁ、じっくりと考えて見たら、思い出したんだよ…」
私は、勇者のことより今このこと言う!?
ということに気がいっていたのだが、よく良く考えれば勇者の方が重要だ…
私はベラに
「勇者が来たのは、いつ?」
と聞いた。
勇者のレベルが分からなければ、いつここに来るかも分からない。
ここは中ボス、レベルは40~50で来る森、早めに殺らないと…私のレベルは上がることがない。
これは、この世界の展開は決まってる。まぁ、私は殺される運命。
これでも、私の意思はある。意思の通りに動かないといけない。そう作られているから。
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