第一章 出会い

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うーん。猫がここに来ても構わないんだけど、、、呼び方に困ったな。 「ねぇ、君。名前ある?」 としゃがんで聞いてみた。 「なんて猫に言っても」 「無いよ」 「え?」 突然の事で驚いた。 「君、喋れるの?」 と聞くと 「喋れるよ、だけど僕にも名前をつけてくれよ、僕は魔物なんだけど魔力切れで喋れなかったんだ。」 「だから僕を飼って(テイムして)くれよ」 「君はたくさんの魔力を持っているでしょ?」 ・・まぁ、別に悪い提案ではなかった。 「いいよ。」 「だけど、ご主人の私の言うことはしっかり聞いてね。」 と言うとにこっと笑って 「もちろん」 といった。 そして私も笑い返して 「なら、名前を決めないとね」 といった。名前、、か。なら 「ベラ、ベラがいいな」 と言ったら、ベラは微笑みながら 「よろしくね、ご主人」 と言った。そして私も 「もちろん。よろしくねベラ」 と微笑み返した。
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