アオちゃんと・・・

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アオちゃんと・・・

 木登りに、虫取り、川泳ぎ、それにちょっとしたイタズラ・・・。  いや、ちょっとどころじゃないかな。  僕が「怖いな」とちょっと尻込みしちゃうことを、ぴょんぴょんと跳ぶようにこなしちゃうのがアオちゃんだった。  運動神経抜群で、負けん気が強くて、けんかっ早くて・・・。  クラスの男子なんて、全員あいつに泣かされたことがあるんじゃないかな。  六年生の男子にだって負けないんだから。  本当に男子みたいなやつだった。  って言うと、 「ヒロのくせに生意気やぞ」 って怒るかも。  アオちゃんって、結構そういうところ気にするから。  アオちゃんとは小学生の時に離れ離れになるけれども、高校生になった僕はもう一度アオちゃんと出会う。  高校生になったら僕は変わっていて、もちろんアオちゃんも変わっていて、でも二人とも変わっていないところもあって・・・。  アオちゃんのことを思い出しながら書いていこうと思う。  
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