山人のルアホ備忘録

まずはこれ

　みなさんこんにちは。ルアホ山人です。

　みなさん、ルアーの歴史等を考えると、絶対に無視出来ないメーカーがヘドンなんですよう。

　いや、実際ヘドンはルアーを語る場合絶対外せないんですわ。特にトップウォーター語る場合は。

　世界で最初にプラスチックで作ったルアーがバンプスプークなんですな（これについては若干異論がある）。

（注）復刻版スプーク。

　ルアホ第一回にヘドンは外せない。

　オリザラ？ダイイングフラッター？

　いや、マグナムヘッドプラグって知ってます？

　いやお前、初めてのルオタエッセイでマグナムヘッドプラグ？正気か山人お前。

　いや、まあ理由があってね？

　引退したのに未練たらたらでルオタ系のサイト見てたんですよう。

　それで、オクで探しちゃったのさ。

　前に勘解由小路が平然と投げてたってエピソードがあって、畜生自分で書いといて羨ましかったのさ。

　マグナム？普通のサイズしか買えんのだぞ拙は。

　ここで、ヘッドプラグの歴史を１つ。

　ヘドンといえば、アメリカのトップウォータープラグの老舗。

　ヘッドプラグって、どう見てもポッパーかダーターってシェイプ。

　猪木ボンバイエな顎は確実にそういうルアー。

　水の抵抗受けて泳ぐルアーって、要するにそれ系のシェイプになる。

　ミノーってそういうものだもんさ。

(注)コットン・コーデルのレッドフィン。

　されど、実際にラインにアイ繋いで引っ張ると、まあポップ音は出るっちゃ出るが、普通のポッパーとは音が違うんですな。

　これ調べて判明した。これ、トローリング用のシャロークランクだったって話。

　あん？何で？

　改めて動かしてみたら自明の理だった。

　サーフェイスをウォブリングしながら泳ぐ姿はどう見てもクランクだったよ。

　一応、ヘドンの歴代ポッパー並べて見たんだがねえ。

　バサーもチャガーも今度やりますが、マグナムヘッドプラグのサイズに圧倒される。

（注）左からバサー、マグナムヘッドプラグ、普通のヘッドプラグ、チャガースプーク。

　あれだなあ。明らかにヘッドプラグのサイズ感が。

（注）重さが随分違う。

（注）クリア反射板のアワビシートが。

（注）鉄板リグが解る人いて欲しいんだが。

　あー。懐かしいなあ鉄板リグ。

　普通はヒートンが刺さってるんだが、当時のオールドヘドンのルアーは、強度を持たせる為に、鉄板が埋め込まれてるのさ。

　拙持ってないけど、鉄板ザラってのも昔あったのさ。

　見れば見るほど惚れ惚れするなあ。マグナムヘッドプラグ。

　あ、そういえば、ヘドンのルアーって、ほぼ間違いなく腹の下にステンシルされたルアー名がモールドされてるんだが。

（注）あん？

　ありゃ？ヘドンの文字はどこ行った？

　大体、ラスベガスって。

　嫌な予感がしたんで、普通のヘッドプラグ見てみよう。

（注）ああこっちは間違いない。ヘドンだ。

　ああそういえば、ヘッドプラグって、１９５０年をもってカタログから消滅したルアーだった。

　理由は、金型が壊れて物理的にルアーが製造出来なくなったからで。

　え？するってえと、こいつは一体？

　このルアー、一体、誰だ？

　はい。買うまで気が付かんかったんす。

　こいつは、拙と同じ様なルオタが頑張って、１から作り直した新生ヘッドプラグなんですよう。

　何が恐ろしいって、クリア反射板のマグナムヘッドプラグがＭＩＮＴ(開封未使用)で売ってる訳がない。

　当時のルアーの材質考えれば当然だろうが。大丈夫かお前。って脳内魚ッスンさんに言われた。

　要するに復刻ものだが、ルアー業界の復刻って、変に外れがあったりするから怖い。

　復刻したルアーで決ってなるのはラパラストームとかだが、ラスベガスがジャックポットかどうかは投げて巻いてみないと解らない。

　普通にマグナムヘッドプラグ中古でヤフオクで探すと、１番安い奴で４万円。

　買えるかボケええええええええええええ！！

　ニセモン上等ってお話。

　ぶち込め！四番バッターキャスティング！それじゃあまた。